【一度は訪れたい】シリーズ第1弾!
本シリーズでは、一度は行ってみたい(個人的に)美術館をご紹介していきたいと思います!シリーズ第1弾に選んだのは。。。
地中美術館(直島)!
え、「地中」にある美術館??と思った方、そうです本当に「地中」にある美術館なんです。今一番行きたい美術館です!せっかく暖かくなってきた今、サイクリングで直島を廻りながら地中美術館でのんびりとした時間を過ごしたい。。。!
美術館概要
【住所】〒761-3110 香川県香川郡直島町3449−1
【開館時間】10:00~18:00(10/1~2月末の間は10:00~17:00)
【休館日】月曜日
【入館料】2,060円(15歳以下は無料!)
まず住所で香川県とありますが、直「島」なので地中美術館が位置するのは島です!
島なので色々な行き方はあるのですが、香川県か岡山県からのフェリーで行くのがメインのようですね。それら県外からだと、新幹線を使うなら岡山県経由が便利そうです!
入場料が少しお高めなのは気になりますが、家族連れでいくなら15歳以下は無料なのでむしろお得かも!?
気になる混雑具合ですが、今は15分毎の日時指定によるオンラインチケットを販売するようになったため、並ぶことなく、混みすぎることなく快適に楽しめそうですね。
※2019年1月~2月は長期休暇中です。
http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
地中美術館の見所
地中美術館の建築
地中美術館を設計をしたのは安藤忠雄。
例の国立競技場でも話題になった日本を代表する建築家ですね。
直島には安藤忠雄のANDO MUSEUMもあるのではしごをするのもありですね。

(引用:安藤忠雄展HP安藤忠雄プロフィール|安藤忠雄展-挑戦- 国立新美術館開館10周年)
このような↓感じで、地上に建物が立っているのではなく、地中に建物が埋め込まれているのですが、入ってくる太陽光を利用してアート作品が様々な顔を見せるのが特徴的な美術館です。なんと開館中に人口光は一切使用しないんだそうです!
どの作品も自然光を活かしていることからも、行く時間帯によっても雰囲気が違うでしょうから、一日ゆったりとした時間を過ごしながら変化を楽しむのも良さそうですね!

この地中美術館のようにある特定の地に展示するために作られた作品を「サイト・スペシフィック・アート」と呼ぶんだそうです。
最近はアート・トリエンナーレに足を運ぶ人も多く、美術館に行く意外にもアートを楽しむ方法は増えていますもんね。旅行とアートの両方を楽しめるサイト・スペシフィック・アート鑑賞の旅には私もどんどん行きたいです!
そして、地中美術館で恒常展示しているアーティストは、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームス・タレルの、なんとたったの3人!素敵な建物に展示が許された選ばれし3人のアーティストについて見ていきたいと思います↓
クロード・モネ
皆様ご存知のモネ。モネと言えば睡蓮。地中美術館では、モネが晩年に作成した睡蓮の作品を5点鑑賞することができます。晩年のモネと言えばあまり目が見えなくなっていたからか、よりぼやけて、より「印象」の要素が強くなりますが、モネの作品が展示されているモネ室でも自然光しか入っていないので、自然の光が当たるとよりモネの見た池の雰囲気を感じることができそうですね。

(引用:地中美術館公式HP地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島)
絵画だけでなく、地中美術館にはモネの睡蓮が再現されたお庭もあります。ぽかぽか陽気の中、モネの絵を見たあとにこのお庭でぼーっとしてモネの世界観に浸りたい。。!

(引用:地中美術館公式HP地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島)
ウォルター・デ・マリア
名前だけで判断して勝手に女性アーティストだと思っていたのですが、男性なんですね。ウォルター・デ・マリア(1935-2013)はカリフォルニア州出身の前衛アーティストで、主にアート・パフォーマンスやランド・アートに注力してきました。
特に、《ライトニング・フィールド》は、ランド・アートの代表作と言われています。
本作品は1977年からニューメキシコに野外設置されている横幅が約1.6キロもの大きさがある巨大展示物で、避雷針の役割を果たす作品は、落雷をした際にライトニング・アートとなるんだそうです↓
Dia | Visit | Walter De Maria, The Lightning Field
地中美術館で見ることができる彼の作品は2点。
その内の1点がこちらです↓

(引用:地中美術館公式HP「タイム/タイムレス/ノー・タイム」(2004)地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島)
ジェームス・タレル
ジェームズ・タレル(1943-)の作品に初めて触れたのは去年、金沢の21世紀美術館を訪れた時でした。
ちょっと歩き疲れたなーと思ってふと入った部屋の天井にある大きな空洞からは空が見え、ぼーっと見ていると空に吸い込まれて無の境地に入って知らず知らずの内に瞑想をしてしまってしまうような感覚に陥ってしまったのを覚えています。海の砂浜に寝そべって空を見ていると、動いているのが空ではなく自分なんだ!という感覚に陥る例の感覚に似ていました笑
現代アートはよく意味が分からない。。。と食わず嫌いをしていたのですが、その感覚を味わってから少しずつ興味を持ち始めるようになりました!
タレルは光と空間を題材にした作品を制作するアメリカのアーティストです。
普段ひとが意識しない光を認識させる作品を多く制作しており、自然光のみを取り込む設計の地中美術館にはぴったりのアーティストとも言えますね。
地中美術館で見ることができる彼の作品の一つがこちら↓

(引用:地中美術館公式HP《オープン・フィールド》(2000)地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島)
これ以外にもある《オープン・スカイ》(2004)という作品にはナイトプログラムもあり、 毎週金曜・土曜は日没に合わせて特別プログラムに参加ができるんだそうです!ぜひ行く前には予約をしていってみてください!
地中美術館以外にも直島には見所がいっぱい
直島といえば、「あの水玉のかぼちゃがあるところ?」というイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。(私はそうでした笑)
地中美術館以外にも直島には島全体にアートスポットが点在しており、泊まりがけでも行く価値がある見所がいっぱいあります。
特に、大竹伸朗さんが手掛ける実際に入浴ができる銭湯「直島銭湯「I♥湯」」には絶対に行ってみたいです!温泉とアートに同時に癒されるなんて贅沢ですよね。。!